監理技術者と並んで、建設工事現場になくてはならない職種が「主任技術者」です。

業務内容的にはほぼ同じ技術職といわれていますが、厳密にはこの二つは大きく異なります。

どういった違いがあるのでしょう?

◆主任技術者の定義

建設業法第26条第1項にある「元請下請、金額の大小に関係なく、全ての工事現場に必ず技術者を配置しなければならない」という文言に基づいて、各建設工事現場に必ず配置される技術者が「主任技術者」となります。

とはいえ、監理技術者が常駐している規模の工事現場においては主任技術者は不要です。

◆どうやったらなれる?

主任技術者になるには、一般建設業における専任技術者に必要な要件と同等の学歴や実務経験を必要とします。

また、監理技術者が「1級建築施工管理技士」を保持していないと要件を満たさないのに対し、主任技術者は「2級建築施工管理技士」でもなることが可能です。

◆監理技術者との共通点

主任技術者は、工事現場において作業員の監督・指導、施工計画の作成、工程の管理、品質・安全管理を行うため、この点は監理技術者と全く同じといってよいでしょう。

また、「専任」であることも共通であり、掛け持ちは認められていません(一部例外あり)。

また、監理技術者も主任技術者も工事を請け負った業者の「正社員」であることが前提で、アルバイトや派遣社員であったり名前だけそのポジションにあって実際に工事現場に常駐していないなどの「名義貸し」は違法になります。